弊社取扱いのエアモルタル・エアミルクとは生コンクリート工場
より出荷されたモルタルやセメントミルクに気泡を練り混ぜて製
造する材料になります。
特徴として、軽量化・流動性・断熱性・高アルカリ環境による防食
・再掘削が比較的安易に可能なことなど多くのメリットを持つ材
料であるため、様々な現場で使用されてきました。
地元トップクラスの商社として
貢献しております。
大手ゼネコン・大手商社・地元建設業者と誠意をもって取引をし、生コンクリート、骨材、エアモルタル製造等、土木建築関連の製品及び原材料の販売を行っております。
営業品目BUSINESS ITEM
・各種生コンクリート
普通コンクリート、高流動コンクリート、舗装コンクリート、耐寒剤入り・膨張剤入りコンクリート
・骨材
砕石(各種)、山砂、洗い砂、洗い砂利(各種)
・固化剤
セメント系地盤改良材、石灰系地盤改良材
・エアモルタル
製造施工販売
エアモルタル・
エアミルクとはABOUT AIR MORTAR & AIR MILK
エアモルタル・
エアミルクの使用例
・軽量盛土
使用目的
地下に大型排水路を設置する工事だったが、軟弱地盤により通常の埋戻し材(山砂など)では沈下の可能性が考えられた為、エアミルクを使用して荷重負荷を軽減した。
配合
セメント | 水 | 空気量 |
---|---|---|
896㎏/㎥ | 717㎏/㎥ | 50% |
目標強度 | フロー値 | 単位容積質量 |
---|---|---|
0.8Ν/㎟ | 290㎜ | 0.807㎏/ℓ |
・裏込充填
使用目的
橋の架替工事にともない先に橋の設置を行う必要があった為、下部の水路と橋の間を埋め戻す為にエアモルタルを用いて充填した。流動性があり硬化後自立する材料なので締固めが不要となる。
配合
セメント | 砂 | 水 | 空気量 |
---|---|---|---|
1318㎏/㎥ | 350㎏/㎥ | 438㎏/㎥ | 40% |
目標強度 | フロー値 | 単位容積質量 |
---|---|---|
1.0Ν/㎟ | 180㎜ | 1.264㎏/ℓ |
・廃止管内充填
使用目的
配水管布設替工事に伴い旧配水管を撤去するまで空洞状態で放置できないため、エアモルタルで充填した。翌年、廃止管が撤去されたが充填状態だったため、道路陥没などの事例は起きていない。
配合
セメント | 砂 | 水 | 空気量 |
---|---|---|---|
529㎏/㎥ | 423㎏/㎥ | 1055㎏/㎥ | 40% |
目標強度 | フロー値 | 単位容積質量 |
---|---|---|
1.0Ν/㎟ | 220㎜ | 1.204㎏/ℓ |
製造方法・フロー
生コン工場より搬入されたベースモルタルに微細で安定した気泡を導入し、エアモルタルを製造します。生コン工場より2.4㎥のベースモルタルを生コン車に積込み現場ヘ搬入します。搬入されたベースモルタル2.4㎥に対して1.6㎥の気泡を投入し、4.0㎥のエアモルタルを製造します。所定の気泡を気泡発生装置にて投入したあと高速攪拌し、ベースモルタルと気泡をよく混合しポンプへ荷卸しを行います。
※エアミルクも同様に製造します。
・プレフォーム方式
プレフォーム方式とは目標空気量から使用量を決める方式で、式は下記の通りとする。
【例】(目標空気量)400ℓ÷(発泡率)25÷(希釈率)20=(起泡剤使用量)0.8㎏/㎥
・希釈水
【例】0.8㎏×20=16ℓ 起泡剤0.8㎏/㎥ 希釈水15.2ℓ/㎥
作業フロー
生コンクリート工場
ベースモルタル出荷
気泡練り混ぜ
泡の状態確認
空気量試験
フロー試験
テストピース採取
充填開始
飛散防止
ブロー確認
品質管理方法
種別 | 細別 | 試験項目 | 施工規模(例) | 試験頻度 | 試験回数 | 管理方法 | 規格値(例) | 規格許容値 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
充填工 | 発泡 | 空気量試験 | 30㎡ | 充填前 | 1回 | 写真・報告書 | 40% | 規格値±5% |
フロー試験 | 180㎜ | 規格値±20㎜ | ||||||
強度試験 | 1.0Ν/㎡ | 規格値以上 |
※空気量試験は重量測定法を用いる、フロー試験はシリンダー法を用いる。
※強度確認は材齢28日の気乾養生で確認する。(供試体3本採取)
・重量測定法
重量測定法とはベースモルタルの単位容積質量(以下:単質)とエアモルタルの単質の差によって空気量を測定する方法。
エアモルタルの試料を2ℓ採取し計量後、算出する。
空気量試験(重量測定法)試験容器
2リットル容器検収 0.7×0.7×3.14×1.3=2.0ℓ
・シリンダー法
シリンダー法とはΦ80㎜×80㎜の円柱にエアモルタルを満たし円柱を引上げたあと、縦×横を測定する。強度試験は材齢28日の気乾養生で確認しますが、そのほか参考数値が必要な場合は材歳・養生方法を協議の上決める。充填確認方法はベースモルタル納入伝票・起泡剤使用量・最高部からの噴出しを目視によって確認する。
フロー試験(シリンダー法)フローコーン
80㎜×80㎜